雨もいいものですね・・・と思ってみようか


55歳と190日目の朝です。(日記を書いた日数284日)
お天気は雨、週末には晴れてほしいです。
雨だとリハビリ以外は外出しません。
家族が大変ですからね。


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雨だと自転車に乗れず、
仕事に行くにも、
最寄り駅まで、
歩かなければいけませんでした。



・・・しかし、
歩けなくなった今、
なんと不満ばかりを
思っていたんだろうと思うんです。



雨を喜んでいる人やものがあることに
目を向けていなかったんです。



車いすになったら、
雨が好きになりました。
晴ればかりでは、車いす
困ることが分からないからです。



雨が降れば、その不自由さが
体験できるんですよ。
そうして、助けてくれる人のご苦労に、
心から感謝ができるんですよぅ。



だって、まほには濡れないように、
頭からかぶれる合羽を
用意してくれますが、
ヘルパーさんは雨であろうと、
帽子だけかぶって、
車いすを押してくれるんですよ。
ご自分のシャツは雨にぬれるんですよ。
でも嫌な顔をせず、
病院への送迎をしてくれるんです。



いくら、仕事といえども、
あったかい思いやりのこころと、
仕事への責任感がないといけません。



思うのですよ。
いい世の中っていうのは、
いい政治家がいることではなく、
わたしたち、ひとりひとりが
思いやりのある人間になっていくこと。



そういう子を育てていけるのが、
「こころが賢い」大人だと思うんです。
先人のご努力のお蔭で、
便利なものが多い、
物質的に恵まれた国になりました。
それだけに、わたしたちも、
心豊かでありたいですね。。。




歳を取ることは、
今まではできていたことが
一つずつできなくなっていくことだから
つらいという人がいますが、
できることがただ減っていくだけではなくて、
逆に新たな景色もいっぱい見えるように
なっているはずだと僕は思うわけです。
久石譲耳で考える ――脳は名曲を欲する、養老孟司