励ましの言葉に必要な心は何でしょうか?


悲しみの比較で、
「あの人はこんなにがんばっているんだから・・・」
というのは、つらい人への
励ましにはなりません。
元気づけるために言うのでしょうが、
さらにご本人を追い詰めるだけです。


なぜなら、
「なんとか、しないとだめだ」と
思っているのは、
他人よりもご本人だからです。


それよりも、つらい気持ちを聴き、
受け止めてあげてください。
人は答えがほしいのではなく、
どうしようもない気持ちを、
ただ聴いてほしいのです。


「うんうん」と
うなずくだけでもいいんです。
会っているのであれば、
抱きしめてあげるだけでいいんです。


あの人はこんなにも大変でも明るいよ・・・
という励ましは、「毒」であり、
良薬にはなりません。


悲しみや悩みの深さは
年齢や環境によっても異なります。
苦しんでいるご本人が一番つらいんです。
そう思ってくださって、間違いありません。
ご本人の悲しみに寄り添うには、
そういう思い方をしていただきたいんです。


子どもと大人でも違うように、
大人といえど、20代と80代では
全く違います。


まほのブログの読者層は広いです。
ですから、50代のまほが
いま伝えていることが、
お若い人にはわかりづらいかもしれません。
またその逆で60・70代の方からみれば、
甘いなあ〜と思われることもあるはずです。


まほは自分が辿ってきた年代は
多少はわかります。
これから出会う年代には、
人生の先輩のお話を
ちゃんと聴かせていただこうと思います。


まほは「しあわせに生きたい」のです。
ではどうすれば、
しあわせになれるのかと言いますと、
自分にやさしくすることだと思うんですね。
自分の今の感情が正しくなくても、
ご自分の心を受けとめてあげてほしいのです。


こう言いますと、それは「自己チュウ」だと
勘違いされる方が多いのですが、
まったく違います。


自分にだけやさしいのは、
「自己チュウ」ですが、
他の人にもやさしくできるのは、
「自己愛」という「愛」なんです。


自分を愛せない人に、
他の人を愛せますでしょうか?
そうして周囲から愛される人に
なれるでしょうか?