わたしのこころが救われたのは・・・


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前にも書いたように、
病後1年近く、絶望し腐っていました。
でもドラマにあるように、家族にわめき散らすとか、
ものを投げるということはしませんでした。



それは、まほが40代という年齢で、
少しは自分の感情を抑えることができたからです。
感情をうまくコントロールできた原因は、
家族はじめ周囲が「がんばれ」とは言わず、
ありのままを受け入れてくれたことでした。



過去を振り返れば、
後悔や他人への責任転嫁で、
苦しむだけと思っていたのでしょうか・・・
前だけ向いて「いっしょ」に歩いていこうと
言ってくれた家族のことばでもありました。



ものを投げなかったのは、母親として、
子どもにこれ以上みじめな姿を見せたくないという
プライドもあったのでしょうが、
投げたくても、腕が動かなかったという事実もありました。
ですから本当のところは謎です。



神経内科の先生は
「お若いのにお気の毒」と言いました。
急性膵炎はお酒を飲む男性に多いようです。
わたしはお酒は飲めませんが、胆石が原因で、
その石が胆管に落ち、膵液が逆流し、
お腹は泥水状態だったそうです。
(重症急性膵炎 http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/048.htm



少しでも落下位置がずれていたら、
こんな大ごとにはならなかったそうです。
・・・結果論ですけどね。
だから人生はスリリングだと思います。



あれは2回目の入院のとき、
「運が悪かったんやね」というわたしに、
看護師さんは、「ううん、その逆、運がよかったから
助かったんじゃない」と。



そうですね。
奇跡的に命が助かり、最悪、
廃人か植物人間とまで言われましたのに、
情熱あふれるお医者さんや看護師さん、
リハビリの先生、家族はじめ周囲のみなさんのお蔭で、
こんなに元気になり、障害は不自由だけれども、
不幸ではないと伝えていける今を
とてもしあわせに思います。
(もう一度人生をくださったのですね http://mahonoai.exblog.jp/11014498/




むろん奇跡や偶然は起こる。
むしろ、重要なことの大半は
おもに偶然に起こると言ってもいいだろう。


条件が揃っているようには
見えない”にもかかわらず”、
それを呼び込む才能や運に
長けた人々は確かに存在する。


が、その偶然性を
活かせる働き方もあれば、
気づくことすらない働き方もある。
いずれにしても、やり方がちがうから、
結果も変わるのである。


(自分の仕事を作る、西村義哲)