ハンドルネームの「まほ」は名前詐欺なのか?


55歳と259日目の朝です。
こうして朝目覚められ、
今日という時間をいただけましたこと、
あたりまえではないんだと感謝です。
超健康体のわたしが病気になるなど、
考えたこともありませんでした。


●追記
別ブログ
(言葉ってマイナス感情と仲良しらしいですよぅ    
       http://mahonoai.exblog.jp/13249958/




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ひらがなで「まほ」と書いてあると、
なまえ詐欺だと言われそうですが・・・
若い女の子を連想されるようで、
「だまされた」と思われた方ごめんなさい。



昭和30年(1955年)生まれ、秋に、56歳になれます。
命が助かっていなかったら43歳でピリオドでした。
ですので、「おばさんやんか」と
石を投げないでやってくださいませ。



入院中、ひらがなの練習をしていました。
ペンネームなどというものを考えまして、
今はまだ歩けないから「未歩(みほ)」、
歩けるようになったら「万歩(まほ」}に
改名しようと、夢をもってつけました。



その頃は、ちゃんと歩けるようになる・・・
そう信じていたんです。
看護師さんも寝ていた3倍はかかると
おっしゃっていましたからね。



たしか、薬で眠っていたのは68日、
半年はかかるから、まあ、ゆっくりで1年と
わたしは勝手に思いこんでいました。



ですが、ですが、
いくら鈍感でのんき者のわたしでも、
そんなたやすい病気とは違うと考えるようになるのに、
時間はかかりませんでした。



そうして、3倍というのは、
看護師さんのやさしい嘘と気付き始めました。
わたしだって、本当のことなど言えなかったと思います。
もう元には戻れないとわかっていても、
希望を持ってリハビリをやっている患者に、
本当のことなど言えるはずがありません。



娘の卒業式(中学校)まで時間があると踏んでいましたが、
わたしは欠席することを決めました。(2001年2月ごろ)
無理して出ても、注目の的になるだけですし、
寒い体育館で肺炎になったら、元も子もないと思ったのでした。



わたしが、今すべきことは、
卒業式に無理して出ることじゃありませんでした。
リハビリをがんばって、はやく退院し、
家族を安心させることだと、
涙をのんで、娘に欠席すると伝えました。



代わりにお父さんに出てもらうから・・・というと、
「お父さんなら来てもらわなくてもいい」との返事。



なんにでも、「代償」があります。
わたしも相方も卒業式にはいけませんでしたが、
だれよりも思いだせる出来事になりました。



そんな娘(当時14歳)も、
社会のみなさんに育てていただいたおかげで、
26歳になりました。
中学時代は大変さみしい思いをさせてきましたが、
今は、わたしの病気を大きな視点でとらえているようです。



だから、いつからだって、人は変われます。
また変わっていかないと、生きづらいですね。。。




人の個性とは、
主に弱さだと私は考えています。
もっと言えば、
その弱さの出し方。
(雑誌「anan」、槇村さとる)